忍者体験を楽しむだけでなく隠されたテーマに気付け!

2024.2.25に東京都港区高松地区スポーツ教室「こども忍者教室」が開催されました。高松地区スポーツ教室での忍者教室は何度か開催しており、今回も2部制で、毎回申し込みが多い小学生をメインに募集しました。申し込み開始から4日ほどで午前、午後とも定員に達したのは大変嬉しい事です。

午前、午後とも内容は変わらず、下記の流れで進めました。

1.表演
2.忍者の説明
3.忍術の修行
休憩
4.忍具の説明
5.忍者ミッション

受付時に折り紙手裏剣をプレゼントしましたが、体験中も手にもって修行する姿は可愛らしかったです。

体験記事は今までに幾つか掲載していますが、今回は隠されたテーマについて触れてみたいと思います。

過去の記事

忍術を学べ!移動、隠れる、記憶

忍者体験☆ 忍者を知ろう!忍術を使ってみよう!

表演

参加者が期待する忍者を表現しています。体験が終了したときに、表演と学んだ事のギャップに気付いてもらえると体験成果といって良いでしょう。

忍者装束も期待に応える格好です。時間がなく装束の服装まで説明はできませんが、質問があれば回答しています。

忍者の説明

忍者は何をする人か、どんなスキルが必要かを学びます。この二つを知って、実際に修行を行うと理解が深まります。
また、忍者が使う術が「忍術」ですが、忍術の原理についても簡単に説明します。

忍術を日常の生活に活かす方法のヒントが

忍術の修行

素早く移動して強い忍者に憧れますが、修行では静かに動く、動かずじっとする、逃げるチャンスを待つ修行を行います。また、心の鍛錬、暗号解読なども行い、任務に必要な技術として、移動、隠れる、記憶する、伝えるをテーマに修行していきます。簡単な確認の試験もゲーム感覚で行います。

忍者の必要スキルの鍛錬を通して自身を知り、潜在能力を引き出すポイントなど学びます。

忍具の説明

忍者が使う道具が「忍具(にんぐ)」です。忍者がどのように道具を使っていたのかを実物で説明していきます。忍者が旅に出るときに携帯する六つの道具「忍び六具」や「マキビシ」、「クナイ」、「手甲鉤」の説明、修行ではゴムの十字手裏剣を打って(投げて)いますが、十字手裏剣の様々な使い方の説明なども行います。

忍術は固定概念を逆手に取る事が多いです。道具をどのように使うか、どのように応用するかといった事から発想の転換を学びます。

忍者ミッション

忍者らしく無言で相手に情報を伝えたり、障害物リレーなどチームに分かれて競っていきます。

コミュニケーションと協力がテーマとなり、個人の得意分野を活かした適材適所で成果を出す集団力について学んでいきます。

まとめ

こども忍者体験の内容は表演から始まり、忍者を知り、忍術の修行し、忍具の使い方、修行成果を活かしたミッションの流れとなっています。ただ楽しむだけを目的にせず、隠されたテーマに気付き日本文化を見直すきっかけとなって欲しいと考えています。記事でも触れてきましたが、潜在能力訓練、発想の転換、応用力、適材適所と協力といったテーマがあり、日常で活かすヒントや忍者体験をとおして日本文化の根幹にある「和」を感じて欲しいと考えています。

by あゆむ

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