日和田山の崖登りハイキング! 2024.6.30

この世を照らす光あらば
この世を探る影もあり・・・

忍びの『崖登り修行』に挑戦!の巻

忍者といえば想像出来るのが山修行なのではないでしょうか?
おそらく皆さんも忍者が険しい崖を登っていく姿が想像できますよね?

実は、以前から企画をしていたこの忍者の崖登り修行。
毎回メンバーの予定が合わずに見送られておりましたが、2年越しにようやく実現出来ました♪

今回は、都内からも割とアクセスがよく、池袋からもお手軽に電車1本で向かえるというお勧めの山
『日和田山』の崖登り修行に挑戦です!

忍士団の調査隊メンバーから名乗りをあげたのは、頭目・紫龍・くノ一のナミさん、その息子の元気印のキッズ忍者こんちゃん・そして、紫龍のカメラマンの仲間からも久保田くん(忍者ではない素人)が参戦します。

久保田くんは、くノ一のナミさんから、早速名前からとった(仮)の忍者ネーム『やすべえ』をつけて頂き、なんだかご満悦のようです!笑

池袋駅集合~西武線で高麗駅へ出発!

池袋駅から約58分
日和田山の登山コースのある高麗駅に到着すると、もうハイカーの皆さんがたくさんいました!
高麗駅前には『天下大将軍』『天下女将軍』と書かれた赤い柱『将軍標』がお出迎えてくれます。

早速、忍び装束に着替えていると近くにいた年配の登山者さんグループなどから話しかけられ、
記念撮影をせがまれました!笑
それにしても年配の方々もお元気でなによりでございます!

登山口までは歩いて15分ほど移動します

小学1年生のこんちゃんは、崖登りに向かいながら興奮を隠しきれずに無駄にダッシュしたりしていました!
かわいいですね!笑♡

さあ、崖登りハイキング開始です!

まずは、登山口で装備の最終確認をして、いざ崖登りへ出発です!
これから約3時間くらいのコースを今日は歩きます。
少し天候が不安定な予報だったため、今回はゆっくりのスタート時間だったので、
もう今から登るハイカーさんたちは少な目のようです。自分たちのペースで怪我無くゆっくり参りましょう!

途中で毒キノコに注意!の看板や、クマ出没注意!の看板などもありました!…汗
ほどなく登っていくと、早くもこのハイキングのメインでもある崖が登場してきます。

男坂と女坂

日和田山には、男坂女坂のコースがあります。
我々が崖といっているのは、この男坂と女坂のコースのことで、ややキツい崖のある男坂コースと、
ほぼ崖はなく通常よりやや勾配のある登山コースである女坂コース
いずれかを登山者は選択できます!
どちらも崖を登り切ったところに出るので、安心ですね♪

我々忍士調査隊は、もちろんキツめの男坂コースを選択しました!

さらに奥へと進んでいくといよいよ崖の入口です。
心なしか勾配がきつくなってきて、このあとのコースを期待させてくれます♪

男坂の崖は、いわゆるロープなどを使って登るほどではなく、下からの見た目と違い両手でしっかりと岩をつかんでいけば
そこそこ登っていけるくらいの勾配で、ほどよい崖登りが体感できるコースです!
意外にも一番早く元気にスルスルと軽快に登っていったのは、1年生のキッズ忍者であるこんちゃんでした!笑
早く登っては我々を見下ろして笑って待っています♪
拙者と久保田カメラマンは、片手に重い一眼レフカメラを抱えての崖登りだったので、片手しか使えずにバランスを取りながらヒヤヒヤの行軍です。
前々日に結構な大雨が降った影響か?少し雨水が染み出ていて場所によっては足場がつるっと滑ります。

途中途中で休憩を入れながら、写真を撮り登っていきます!
写真で見ると結構すごい崖に見えますよね?
若干写真撮影のトリックを使って、激しい崖を登っている画が撮れるので、みんなこうやって撮っていたのか~!?
とか言いながら関心しながら進みます!笑

20分くらいかかりようやく男坂の崖のゴールの鳥居が見えてきました!
もう少しの踏ん張りです。

無事に『男坂』の崖を制覇!

険しい崖を制覇した先には、素晴らしい絶景が広がっていました!
みんなよく頑張りました~♪
素晴らしい景色を楽しみながらしばしの間休憩をしました!

金刀比羅(ことひら)神社

男坂や女坂を登り切ったところにあるのは、鳥居から数十メートルに鎮座する金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)です。
まるで鳥居が日高市の街並みを見守るかのように鎮座する光景は、一般的な神社の厳かな神々しさとは打って変わり、人々を見守るかのように温かみを感じる風景です。
金刀比羅、琴平、金毘羅を名乗る神社は全国に多数あり、その総本山は、こんぴらさんで有名な香川県琴平町の金刀比羅宮にあたります。
この先のハイキングの無事を皆で祈願して、まずは頂上を目指して進みます!

山頂の展望台へ到着!

しばらく進むと割と早めに頂上の展望台に到着しました!
頂上なので眺めを期待したが、先ほどの金刀比羅神社ほどの絶景が見えたわけではなく、
この先はしばらく下り道が続くので、足元の木の根っこに気をつけて進んでいきます。

まるで忍者の修行コースのような山道に、小学生の忍者こんちゃんもテンションが上がり⤴楽しそうでした♪

『ふじみや』さんで休憩タイム!

このコースで唯一の売店がある『ふじみや』さんまでやって来ました!
こでトイレ休憩を取りつつ、忍士団の調査隊ではお馴染みの『いちソフト』タイムではなく、
『いちアイス』タイムをとりました!笑

ソフトクリームではないのが少々残念ですが、割といろんな種類のアイスが販売されており、
今回は崖登りハイキング企画者の紫龍からのプレゼントとして皆に振舞いました。
みんな参加してくれてありがとう!

面白いのが、いろんな種類があったのに何故か?…5忍全員が『チョコモナカジャンボ』を選んでいました!笑
疲れて火照った体には冷たく甘~いチョコモナカジャンボは格別です♪

アイスを食べながら忍者たちが休憩していると、次々と通りかかるハイカーたちにも話しかけられ、
気づくとたくさんの人が同じチョコモナカ・ジャンボのアイスを買ってその辺で食べ始めました!笑

★後日談ですが、このことを紫龍のインスタグラムで紹介したところ、
なんとチョコモナカジャンボの販売元の『森永製菓』様より、直接お礼のメッセージを頂いてびっくりでした!

              ↓

森永製菓様! もちろんでござる♪
これからも我ら武蔵忍者たちは、貴社のチョコモナカジャンボをはじめ、
いろんな種類のアイスを陰ながら食べ続けていく所存でございます!ニンニン

北向地蔵

ハイキングコースもおおよそ半分くらいまで歩いてきました!
コースの途中には人々の安全を祈願する道しるべとして『北向地蔵』があります。

浅間山大噴火は長い間疫病や飢饉をもたらしました。
そこで栃木市の岩船地蔵尊より分身を譲り受け、村の守護神として祀ろうと岩船地蔵尊と向かい合うよう北向きに建てたのがこの『北向地蔵』です。
現在では、男女の逢瀬を取り持つ縁起地蔵として人々に親しまれております。

我々も残りのコースの無事完走をお祈りしていきました!

風情のある山道~川沿いを進む

北向地蔵を出発すると、途端に道幅が狭くなり昔風の山道に様変わりします。
まるで時代劇の1シーンにでも迷い込んでしまったような趣のある道が続きました!
そうそう、下見に来たときに絶対この道を忍者の衣装で歩いたら絵になるな~と思っておりましたので、
忍び装束の一行で歩けるのはとても違和感がなくかっこよかったです♪
本当にまるで忍者たちがいまにも走りまわっていそうな傾斜のある細い山道なのです!

しばらくすると川のせせらぎや、ウグイスの声なども聞こえてきて、
少し冷んやりと涼しい川沿いの道を進みます!

五常の滝

ゴールに近づいてくると、コースからはちょうど見えない位置に『五常の滝』があります。
ハイキングコースの途中に滝があるなんて、素敵ですね!
見えないので逆に気になります。忍者たちはみんな滝が好き!
入場料大人200円(高校生以上)、小人(小学生以上)100円を払って入場します。
以前来たときは、入場料払ったときに手作りの漬物がもらえたらしいが、今回は…無かった!残念。
※もしかしたら、時期とか受付の人にもよるかもしれないとのこと。

いくつかの小さい社が続いた先にいくと、こじんまりとした素敵な滝がありました!
暑い中をずっと歩いてきた我々にはとても冷んやりと涼しく、マイナスイオンで癒されます♪

しばらく座って滝を眺めていると、大学生の登山部の方々に話しかけられて一緒に写真を撮り、談笑しました!
頭目はこの滝で滝行が出来そうだとワクワクしてみていました!笑


五常の教え
『五常』とは、儒教の始祖である孔子と、儒教を広めた孟子が、約2000万年前に唱えた、
『仁・義・礼・智・信』の5つの徳を積むことで、人間関係を豊かにすることができるという概念です。

・『仁』 人を思いやり、慈悲の精神をもつこと
・『義』 利欲にとらわれず、志に基づいて、なすべきことをすること
・『礼』 身分や立場を超えて、相手を尊敬すること
・『智』 物事の道理をよく知り得ていること
・『信』 約束を守り、誠実であること

そして、5つの中で『仁』が最も大切な道徳であると孔子は説いています。
『仁』とはすなわち、思いやりの心で万人を愛し、利己的な欲望を抑えて礼儀をとりおこなうこと です!

我々も私欲をなるべくなくして、この境地に達することができるでしょうか?苦笑
これからも修行せねば…。

そしてなにか奇妙なものを発見!
傾いたバケツのようなものが吊り下げられてり、水やひしゃくがある。

宥座之器(ゆうざのき)
器の中に何も入っていないと傾いていて、ほどほどの水を入れると器が垂直の正しい位置となり、
入れすぎてしまうと水が全部あふれてしまう。
何事も欲張らず、ほどほどを見極める判断力が大事である ということらしい。

頭目とこんちゃんが試してみると、なるほど水をひしゃくですくって入れていくと少し欲張ってしまい、
おもったより少なく入れないと全部傾いてこぼれてしまう。
人間、欲張りすぎないほうが上手くいくという教えでした!

すっかり滝に癒されて長居をしてしまったが、五常の滝をあとして、ゴールの武蔵横手駅を目指します!

無事にゴール!

無事にハイキングのゴールの武蔵横手駅に到着し、電車で元来た高麗駅まで一駅戻ります。
皆さん、おつかれさまでした~!
特にこんちゃんは頑張ったね!

ランチは高麗駅近くの『しょうへいうどん』さんで、がっつりと!
ここのうどんはコシが強く歯ごたえが抜群で、ハイキングに来た人御用達の人気店みたいです。

ボリュームのあるセットものが多くてよかったです♪ ほら、初参加のやすべえもご満悦のようです!笑

まとめ

忍者と崖登りはやはり相性が抜群でした!とにかく崖登りは楽しかった♪
日和田山は都内からもアクセスが良くて、コースもほどよく忍者の修行にはバッチリです♪
忍者っぽい写真も撮れ、ほどよい距離感、途中のポイントもいい感じでした!
今回に関しては、忍士団得意の『わらじ』履きでは少々危ないですが、
足元にしっかりした履物を履き、軍手などをはめて臨めば、割と小さいお子さん連れでもいけそうな感じのコースでした!
今回の逆コース(武蔵横手駅~高麗駅)でも、ハイキングは可能みたいですが(実際に逆コースで来る人も多い)、
最後の男坂を下るのは非常に危険なので、その場合は女坂を下ることになります。
やはりメインである男坂を登るのが一番楽しかったので、今回のコースはとてもお勧めです!

最後のランチ時にけっこう強い雨になってしまい、午後に予定していた高麗郷古民家は次回に持ち越しとなりましたが、
今回は日程の関係で来れない忍者メンバーもいたので、次回は秋ごろにでもまた実施出来たらよいかな?と思います!


高麗郷古民家

それではまた、次回の忍士調査隊のイベント記事をお待ちくださいませ!…忍

・レポート執筆:紫 龍

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