忍者体験☆ 忍者を知ろう!忍術を使ってみよう!(埼玉県-富士見市) 2023.7.23(日)

埼玉県富士見市より人材バンクモデル事業として、『子ども忍者体験』のご依頼があり、武蔵忍士団より頭目の米田和近・紫龍・くノ一の煮豆の3忍が講師として行ってまいりした。
会場は、前回も子ども忍者体験でお世話になった『ふじみ野交流センター』になります。

今回は抽選で選ばれた小学生が30名ほど参加しました。
前回の忍者体験で知られているらしく、公募すると2日位で定員オーバーの抽選となったようです!
忍者人気はとてもうれしいですね♪
選ばれた子どもたちには、みっちり120分の忍者修行に挑戦して頂きます!

オープニング演武

元司会業でもあった煮豆のアナウンスの元、いよいよオープニング演武からスタートです。

九字切り(紫龍)~四方祓い(米田)~棒術(紫龍)~鎖分銅(米田)の順で、演じます。

忍者について知ろう!

はじめは忍者についてのお勉強です。
忍者とは何か?どんなお仕事をするのか?どんな能力や知識が必要なのか?
頭目の米田がわかりやすく解説します。
忍者に必要なことは、『豊富な知識や能力・コミュニケーション力・記憶術』などです!

忍術の原理の解説として、途中で実際の忍術とは何か?どんな感じかを、
紫龍が得意のマジックを演じて解説します!こどもたちは興味深々の様子です♪

忍者に例えたコーラと紙袋を使ったマジックですが、めちゃくちゃウケました!笑
マジックと忍術はかなり近い存在と言われています。
予想の上をいく結末に、子どもたちも周囲のギャラリーも騙されたようです!
敵をまんまと欺く、これぞ!忍術です!笑

忍者の修行法① 個人

次に実際の忍者の動きを修行します。
子どもたちも話をずっと聞いているよりも早く動きたいようすです。
ウズウズしているのがわかります!
①忍者の移動法
忍者の代表的な歩き方である忍び足(抜き足・差し足・忍び足)の訓練。
そして四足猛禽です。これは動物の動きをマネた移動法です。
猫・蛇・猿・亀に加え、ヤモリ・かえる…になりきり修行します。
みんなとても上手に出来ました!なんだか楽しそうです♪

②隠形法
忍者の代表的な隠れ方、うずら隠れと観音隠れを学びます。
忍びいる忍者にとって、隠れる技術はとても重要なのです。

③刀さばき
敵に刀で襲われた場合を想定して、刀のよけ方を練習します。
敵の攻撃を瞬時に判断し、半身になり、かがんだり、跳んだりとリズミカルに避ける訓練をします。

忍者の修行法② 集団(チーム戦)

ここからランダムに2チームに分かれて対戦修行します。
赤いハチマキは、火を表す『伊賀忍者』チーム
青いハチマキは、水を表す『甲賀忍者』チームです。

まずは、『情報伝達』の修行です。
①1分以内に背の低い順~高い順に1列に並び変えろ!
②2分以内に言葉を一切しゃべらずに、誕生日順に1月から12月まで1列に並び直せ!

チーム内で瞬時に仕切れる子が出るか、みんなが協力できるか?が勝敗を分けます。
共に勝者は赤の伊賀忍者チームでした!②の言葉を使わずには難しいですが、
指を使ったジェスチャーで誕生月を示し、仕切った子がでたのが伊賀チームの勝因ですね!

次は、体感バランスの修行で、『座り相撲』です。
敵チームと向かい合い、お尻をついた状態で片足を両腕でかかえて前に進んでいき、
抱え込んでいない片足のみを使って相手のバランスを崩して倒した方が勝ちです。
進んでいるときに抱えた自分の両手が離れたら負け、または敵に倒されたら負けです。
これは青い甲賀チームが圧勝でした!

次は、『苦無ボールのせリレー』です。
両チーム最終種目に気合がはいります!
苦無の取っ手部分にある輪にボールをのせて、バランスを取りながら走っていき、
Uターンして戻ってくるリレーになります。
ところが、途中には飛び石エリアがあり、石を飛んでいかないと進めません。
この飛び石が厄介なくせものです。いかにボールを落とさずに早く仲間につなげるか?が
勝敗のカギとなります。子どもたちもボールを落とさないように大苦戦でした!

勝ったのはまたも甲賀チーム!
両チームの成績は、2勝2敗で引き分けになりました。
伊賀チームは頭脳戦に強く、甲賀チームは運動能力に優れていたようです!素晴らしい♪

忍者の使った武器や道具を知ろう!

10分間の休憩の後、紫龍が解説しながら『忍具の使い方』の紹介になります。
おそらく子どもたちが一番興味があるコーナーです♪
忍び六具、手裏剣、棒手裏剣、苦無、まきびし、手甲鉤、鎖鎌、忍者刀、仕込みこけし…などなど。
やはり子供たちは本物の忍者の使った武器や道具には目をキラキラさせて注目します。
後ろでみていたギャラリーのお父さんたちも忍具には興味深々のようで、熱い眼差しを感じました!笑

忍者のおまじない(刀印~早九字)

手裏剣修行忍者のするおまじない『刀印』 これは忍者の精神統一法の一種です。
本物の手印の結び方を覚えて、精神統一して心を落ち着かせ、どんなときにもあせらずに
冷静な行動をとれる精神を身につけます。
簡単な早九字をきり、忍者が身を守るおまじないを覚えました!

手裏剣修行

手裏剣修業は、今回子ども達がもっともやりたい修業の一つですよね?
何度もしっかりと手裏剣の打ち方を身につけて、最終試験に挑みます。

最終ミッション!(敵の城に忍び込み謎の巻きものを奪え!)

さあ、忍者学校の卒業試験となる最終ミッションがはじまります。
今日習った数々の忍術をつかって敵のお城に忍び込み、巻きものを奪って戻ってきます。
2コースの侵入経路があり、好きな方から侵入します。途中には敵がいるかもしれないので
新米忍者たちは無事に生きて戻れるでしょうか?

Aコース
蜘蛛の巣くぐり~手裏剣うち
鈴のたくさんついた蜘蛛の巣のしかけを、糸に触れないようにくぐっていきます。
もし鈴が鳴った場合には、動物の鳴きまねをして敵をあざむきましょう!

途中、かわいいネコの鳴きまねが聞こえてきました!笑

Bコース
忍者の刀印~飛び石移動~刀よけ~記憶術
忍者の精神統一をしてから移動すると刀を持った敵に遭遇。
敵の攻撃をうまくかわし、お城に忍び込み10個の品物を全て記憶して戻ります。
記憶したものが8個以上言えれば合格となります。

あとで聞いた話ではこの記憶術が一番大変だったようですね!
でもほとんどの子が頑張ってリベンジもして、無事に全員合格出来ました!
あきらめずに頑張ればなんでも出来るということです。

2コース無事にクリアした子供たちは、ゴールで巻きものをゲットできます!
実はこの巻きもの、公式の『武蔵流忍術の修了書』となっております。
これをもらった子は、我々武蔵一族の修行をした見習い忍者として認めますという証です。
将来もし一人前の本物の忍者になりたい子は、またぜひ武蔵一族に修行にきてくださいね!

子どもたち見事に2時間の忍者修行を無事に終えました!
みんなキラキラと成長した感じがします。

修了式・集合写真

最後に質問コーナーを設けて、子供たちの色んな質問に答えました!
水の上を歩けるの? どうしたら早く走れるの? 分身の術ってホントにつかえるの?
忍者の答えは何だったんでしょうか?笑

最後は参加した子どもたち全員と一緒に記念撮影をしました!
みんな今日は楽しかったですか~?
富士見市に素晴らしいちびっこ忍者たちが誕生です!

NPO法人 武蔵忍士団では、このような日本の伝統文化の体験・継承を目的とした
『子ども忍者体験』なども行っておりますので、
ご興味がある団体や企業・施設・学校関係の皆様など、お気軽にお問合せくださいませ!

レポート執筆:紫 龍

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