修練場所をみつけよう

忍術の訓練は大きく分けて室内訓練と屋外訓練に分けられます。
山があり、海があり、自然豊かなところに住む人は屋外の修練に事欠かないでしょう。しかし、都心近郊に住んでいると自然が少ないです。都心近郊でも充実した修練ができる場所を紹介したいと思います。

河川敷

河川敷は様々な修練ができます。
なんといっても土手の斜面!
山城など想定して斜面を登る、降りる訓練ができます。

這う

土手の下から這って登っていく訓練はなかなかキツい。
写真ではなかなか伝わらないので、試してみると良いでしょう。
また、写真では平地に見えますが、斜面です。
斜面の角度によっては、クナイや手裏剣などを突き刺しながら移動します。

何がキツいって体力ではない。虫や植物などで体が痒くなる!おすすめは晩秋から春先の期間です。伏せたまま動かないのは苦痛で忍耐力がつきます。「忍」の一字が理解できる修練といっても良いでしょう。

投げる

高いところに登る場合に縄を使います。
イカリのような鉤縄を上に投げる訓練も土手でできます。

振り回し方は鎖鎌や鎖分銅と同様に縦回し、横回しなどあります。上に投げるので縦の下回しが無難です。縄は素材、長さ、太さなど選ぶポイントがありますので、各自が色々試してみると良いでしょう。

降りる

縄をつかって降りる訓練。
いろいろなバージョンがありますが金具を使わない肩がらみ懸垂下降の紹介です。安全面では好ましくないのですが、手を放してもブレーキがかかるフリクションヒッチなど使うと良いでしょう。本格的な訓練は専門家の指示に従って行ってください。慣れれば平気ですが、皮手袋がないと手の皮がむけます。

肩がらみ懸垂下降は股と肩に摩擦をかけ降りていきます。腰がらみの懸垂下降もあります。登山などで使われるハーネスやエイトカンなどがあると快適に降下ができます。災害時に備えて専門家のもとで一度は訓練しておくと良いでしょう。登山の懸垂下降は安全重視です。自衛隊やレスキュー隊などは安全もですが少しスピードを優先するそうです。YouTubeでチェックしてみると面白いと思います。

吹く

戦国時代にスマホなんてありません。遠くに情報を伝えるのは狼煙、法螺貝(陣貝)、手旗といったものが有効です。その中でも手軽なのはやはり法螺貝。

河川敷はトランペットやサックスなど練習している人が結構います。大きな音は近所迷惑なのでなかなか練習できないです。そんな仲間がいると何となく嬉しくなります。しかし、単調な音色の法螺貝は聴き映えしないですね~。法螺貝は呼吸法の訓練にもなります。武術の気合と共通する部分が多いと思います。

まとめ

如何でしたでしょうか?
河川敷は茂み、木、川もあります。工夫しだいで沢山の修練ができる場所です。今回は江戸川の河川敷で行っていますが、皆さんもマイ河川敷を作ると良いでしょう。
もっと良い場所、忍術修練法などおすすめがあれば取材に伺いますのでお教えください。

by あゆむ

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